【デュエプレ】ヴォルグサンダーの墓地肥やしをシミュレーションしてみる

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こんにちは。ふ〜りん(@furin_040)と申します。

現在のMRCは墓地肥やしをヴォルグサンダーに依存させた形が主流となっていますが、実際どれくらい墓地を肥やす性能を持っているのか気になっている方は多いのではないでしょうか?またAD限定ですがロストチャージャーやクルセイドチャージャーを使ったときに期待値がどれくらい変化するのかを知っているとプレイングの解像度が上がるはずです。

そこで今回はMRCにおけるヴォルグサンダーは一体どれくらい墓地を肥やせるのかというテーマで解析した結果をまとめていきます。

目次

Ⅰ.解析方法

今回は解析方法としてPythonスクリプトを用いたシミュレーションを採用しました。
【計算条件】
●デッキ枚数40枚としカードは一様に分布している。
●サーチカードは使用していないものとする。
●ヴォルグサンダーを召喚するための呪文を引いている条件下での事象に限定するべきであるが、結果に与える影響は軽微であるため今回は無視する。
●試行回数は100万回とする。

Ⅱ.解析結果

1.クリーチャー枚数と墓地に落ちる枚数の関係

初めにクリーチャーの採用枚数を変化させた場合の変化を見ていきましょう。表はかなり見づらくなってしまったので見たい方は拡大して下さい。

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Fig.1 デッキ内のクリーチャー枚数と墓地に落ちる期待値枚数の関係
x軸:デッキ内のクリーチャー枚数[枚]
y軸:墓地に落ちる期待値枚数[枚]
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Fig.2 デッキ内のクリーチャー枚数と墓地に落ちる枚数毎の確率
横軸:墓地に落ちる枚数[枚]
縦軸:デッキ内のクリーチャー枚数[枚]
各データ:確率[%] (黄色は最頻値)

2.ロストチャージャーを使った場合

ここでロストチャージャー使用後は以下のように変化します。「デッキ内のクリーチャー枚数」はロストチャージャーを使ったことで1枚少ない方向にずれています。例えばクリーチャーを12枚採用した場合「デッキ内のクリーチャー枚数」はFig.1では12枚、Fig.3では11枚が対応します

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Fig.3 採用したクリーチャー枚数と墓地に落ちる期待値枚数の関係(ロストチャージャー使用後)
x軸:デッキ内のクリーチャー枚数[枚]
y軸:墓地に落ちる期待値枚数[枚]
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Fig.4 デッキ内のクリーチャー枚数と墓地に落ちる枚数毎の確率(ロストチャージャー使用後)
横軸:墓地に落ちる枚数[枚]
縦軸:デッキ内のクリーチャー枚数[枚]
各データ:確率[%] (黄色は最頻値)

クリーチャーを12枚採用していた場合の期待値は6.31枚から6.67枚、16枚の場合は4.82枚から5.00枚、20枚の場合3.90枚から4.00枚に上昇するようです。つまりロストチャージャーやクルセイドチャージャーは墓地を約1.1〜1.3枚肥やすカードということが分かりました。ヴォルグサンダーを複数回召喚した場合更に恩恵は大きくなります。

3.クリーチャー枚数別の解析(8枚、12枚、16枚、20枚)

次に主な指標となるであろう8枚、12枚、16枚、20枚の場合について個別に解析していきます。ロストチャージャー等は使用していません。

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Fig.5 デッキ内のクリーチャー枚数8枚の時の墓地に落ちる枚数毎の確率
x軸:墓地に落ちる枚数[枚]
y軸:確率[%] 

平均は9.11枚、最頻値は6枚です。脅威的な数字ではありますが17枚以上の過剰な墓地肥やしとなる確率が約8.3%ありアウトが怖い枚数です。

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Fig.6 デッキ内のクリーチャー枚数12枚の時の墓地に落ちる枚数毎の確率
x軸:墓地に落ちる枚数[枚]
y軸:確率[%] 

平均は6.31枚、最頻値は4枚です。NDで最もスタンダードな構築です。多過ぎず少なすぎずヴォルグサンダーを軸に据えた構築では理想に近い枚数と言えます。

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Fig.7 デッキ内のクリーチャー枚数16枚の時の墓地に落ちる枚数毎の確率
x軸:墓地に落ちる枚数[枚]
y軸:確率[%] 

平均は4.82枚、最頻値は3枚です。この辺りからやや物足りなくなってくる数値でしょうか。

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Fig.8 デッキ内のクリーチャー枚数20枚の時の墓地に落ちる枚数毎の確率
x軸:墓地に落ちる枚数[枚]
y軸:確率[%] 

平均は3.90枚、最頻値は3枚です。ここまでくるとヴォルグサンダーの墓地肥やし一本では厳しくなります。

Ⅲ.おわりに

ヴォルグサンダーの墓地肥やしはブレ幅が大きいため感覚と実際の期待値が乖離しやすいカードだと思います。今回は考察少なめのメモ書き程度ではありましたが少しでも参考になれば幸いです。

疑問点や質問等ございましたらリプライ等で遠慮なくご意見いただければ嬉しいです。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

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